どうもです。イーダです。
外食産業の「日高屋」。皆さまもよくご存知
だと思います。安くて美味しいですよね。
日高屋は日高屋グループの1チェーン店ですが
これらは株式会社ハイデイ日高が運営して
います。
そして、この創業者であり、現在も
代表取締役会長としてご活躍しているのが
神田正(かんだ ただし)会長
です。
今回は神田会長が日高屋などを運営するうえ
での経営的な考えや手腕、また神田会長が経営
することによる日高屋の強さの理由をお話し
させて頂きます。
もくじ
1. 神田正会長の経営思考
神田正会長は、1973年(昭和48年)に
埼玉県さいたま市大宮区にラーメン店の
「来来軒」を開店しました。
その後、有限会社日高商事を設立、現社名に
商号変更、東証二部上場、東証一部指定銘柄
などを経て、2009年(平成21年)5月に
代表取締役会長に就任しています。
神田会長は日高屋とそれを運営する
株式会社ハイデイ日高を今日までの規模に成長
させたました。
神田会長の特筆すべき凄いところ。それは、
一軒のラーメン店から
何百店舗も出店し、
株式公開して上場したこと
です。
来来軒を経営していた当時、ここまで全国展開
を考えて実行した人は全くいませんでした。
それどころか、こんなことをやろうとする人間
は周囲からバカにされる時代だったのです。
こんな雰囲気の時代でしたから、神田会長の
偉業は当然一人ではできませんでした。
当時、ラーメン店で働く人たちは3~4年で
独立するのが当たり前の時代でした。
しかし、神田会長と一緒に働く創業メンバー
たちは、神田会長を信じてずっとついて行った
のでしょう。
さらには、神田会長が経営を実践するうえで
常に大切に考えている、経営思考を
以下にまとめてみました。
(1) | 社員は相棒、常に感謝している |
神田会長は社員を「使っている」と思った
ことは一度もないそうです。
社員は相棒だと言います。彼らがいるから自分
も働かせてもらえる。逆に助けてもらっている
という気持ちが強いと感じています。
また、人間は感謝の気持ちがないと人間形成が
図れないとも言っています。
自分が一生懸命働けるのは、まず健康で、
両親が産んでくれて、家族に恵まれて、社員に
恵まれているからだと…。
自分の力だけではない。感謝の気持ちを持ち
続けることが何よりも大切なんだと常日頃から
考えておられます。
(2) | 会社の経営規模を大きくすることは社員の待遇を良くすることにつながる |
会社を大きくするのは大変だが、大切な社員の
福利厚生を含めた待遇を良くしていくためには
会社の経営規模を大きくしないと応えられない
と考えています。
経営規模を大きくするのは、ひとつには
神田会長ご自身のロマンもあるようですが、
ただラーメン店で働くというのと、
東証一部上場企業で働くというのは決定的に
違うという認識です。
上場企業の社員だとローンも組みやすいし、
金利も低い。そういうことも社員のためになる
と考えています。
(3) | 社員を犠牲にしてまで会社の利益を出す必要はない |
上場企業なので、ある程度の利益は必要ですが
「社員を犠牲にしてまで会社の利益を出す必要
はない」ということを社員には常々言っている
そうです。
社員は会社をうまく利用して楽しい人生を
過ごしてほしいと、神田会長は考えています。
良い家族に恵まれて、良い友人に恵まれて、
健康でいるのが人生であって、お金なんて
貯めたってつまらないと…。
なので、神田会長は余計な利益を出そうと
いうつもりはないそうです。
適正利益でいい。社員が明るく元気で働いて
くれる会社を作りたいと願っています。
出典 https://www.google.com/
2. 神田正会長の圧倒的強さの理由
神田会長はその経営手腕によって、日高屋を
今日までの規模に成長させてきました。
この日高屋が外食業界で圧倒的な強さを
発揮する理由がこれです。
日高屋は、集客の見込める首都圏駅前一等地に
店舗を展開しています。
出店のオファーがあっても条件が合わなければ
お断りするほど、立地には強いこだわりを
持っています。
また、食材の調達・製造・物流の3つの機能を
兼ね備えたセントラルキッチン(行田工場)を
核に、各店舗への供給システムを確立して
います。
これによって、美味しい料理をいつでも低価格
で提供できるのです。
さらには、朝は朝食メニュー、昼はランチ、
夜はアルコール+1品…と時間帯によって
異なるお客様層を取り込めるため、お客様が
途絶えることはありません。
1店舗の平均来客数は400人以上。どんな
お客様にも、どの時間にもご利用頂ける。
それが日高屋の強みなのです。
出典 https://www.google.com/
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3. 最後に 〜まとめ〜
神田正会長の経営理念というか、経営を実践
するうえでの考えは素晴らしいですね。
このような会社で働ける人たちは幸せだと思い
ます。
神田会長の今の夢は以下の2つだそうです。
1つ目は地域の人に喜んでもらうこと。
近所の方々に日高屋ができて良かったと言って
もらいたいと…。
それは価格であったり、味であったり、立地や
雇用、納税の面でも同様だそうです。自分の
街にも来て!と言われたいそうです。
2つ目は社員の喜び。
この会社に入って幸せだと言われることが
夢だそうです。
縁があって入ってくれた社員が人生をこの会社
と共に過ごし、定年を迎える時、この会社で
仕事ができて良かった、幸せだったと思って
もらいたいんですって。