どうもです!イーダです。
東京都葛飾区柴又にある、有名な川魚料理店
「川甚(かわじん)」さん。
2021年1月末日をもって閉店されるそうです。
葛飾区に住むワタクシとしては、とても残念で
なりません。
そこで今回は川甚さんの創業者と、川甚さんの
絶品料理をご紹介します。
もくじ
1. 川甚の創業者は甚左ェ門(じんざえもん)さん!
川甚の創業者は
甚左ェ門(じんざえもん)
と言うお名前の方です。
1790年(寛政2年・江戸後期)に、
映画「男はつらいよ」の寅さんで有名な
柴又帝釈天(経栄山題経寺)の裏手にお店を
構えまたのが始まりです。
「川甚」と言うお店の名前は、帝釈天の裏に
流れる江戸川の”川”と、甚左衛門の”甚”を
とってつけられました。
甚左ェ門さんが創業されたお店は、明治時代
までは江戸川を船で来られたお客さまが
直接お座敷に上がれるほど、川べりにあった
らしいです。
当時は川の水もきれいです。
お店の建屋の真下に生け簀があって、
お客さまのご要望があるとで鯉(こい)や
鰻(うなぎ)を網ですくって料理していました。
創業者の甚左ェ門さんは本当に川魚がお好き
だったのでしょうね。
寛政という時代の川魚は
どんな味だったのでしょうか?とても興味が
あります。
その後時代を経て、
1918年(大正7年)に江戸川の
河川工事によってお店は土手の外側に
移されました。
さらには
1964年(昭和39年・東京オリンピック開催)に
再度の河川工事で現在の4階建てのビルに
なりました。
出典 https://www.google.com/
2. 川甚さんの絶品料理は?
川魚料理で有名な川甚さん。
絶品料理は何と言っても
「鯉(こい)こく」
です。
鯉こくとは、鯉を輪切りにして煮こんだ
味噌汁です。
普通、川魚料理は少々臭みがあって苦手な人も
いるかと思いますが、鯉こくをはじめ、
川甚さんの料理は臭みがありません。
川魚料理は鮮度が命。お客さまからオーダーが
入ってから魚を生け簀からあげて調理しますが
生け簀の水は井戸水を使っているとのこと。
泥臭さを完全に抜いています。
また、鯉こくと言う料理は古くは江戸時代から
あったようです。
その後、人々の重要なタンパク元・栄養元
として、日本の各地域で独自の食習慣として
発展してきました。
例えば、広島県では鯉こくは好意を持っている
相手に対して鯉の手料理を作って、
好きな気持ちを伝えるという儀式があり、
現在でも伝承されています。
出典 https://www.google.com/
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3. 最後に ~まとめ~
如何でしたでしょうか?
1790年創業。多くの人に愛され、
また文学者にも数多く愛されて文学作品にも
登場しました。
そんな川甚さんも今年2021年1月末をもって
230年の歴史に幕を閉じます。
今日まで本当にありがとうございました。
とても寂しいですけど…。