野島廣司の経営は「全員経営」が理念!コロナを逆手にどう戦う?

こんにちは。イーダです。

2月18日(木) 22:00~22:45、テレビ東京の

『カンブリア宮殿』に家電量販店「ノジマ」の

社長、野島廣司(のじま ひろし)さんが

出演されますね。

家電業界の中でも少々おもしろい経営方針の

ノジマ。

法人としての商号は株式会社ノジマです。

そして野島廣司さんが会長と社長を兼任して

います。

今回は野島さんの経営戦略などについてお話し

させて頂きます。

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1. 野島廣司さんの経営は「全員経営」が理念!

野島さんの経営の根底にあるものは、

従業員も経営者も関係ない

「全員経営」

という理念です。

これがあるからこそ、ノジマは他の家電量販店

とは違う独自の経営戦略が成功しています。

野島さんは25,6歳の頃、働き過ぎて身体が

ボロボロになったそうです。

そのとき、こう考えました。

「会社は無理やり成長させるものではない。

企業として持続的に成長するように

しないと、そこで働く従業員も経営者も

幸せになれない。このままではマズイ。」

と…。

そこで「全員経営」という理念を掲げて、

組織の全員が経営者の感覚を持って仕事に

取り組むように。

そのためには一体どうしたら良いか、

今日まで考え努力してきたのです。

こんな野島さんも今まで順風満帆で来た

わけではありません。

多大な実績を残した多くの起業家や経営者と

同様、多くの困難を乗り越えて

今日があります。

まだ野島さんのお母さまが社長として

やっていた、有限会社野島電気商会だった頃、

社内の中で孤立する事態が起こりました。

このとき、野島さんは実際に直接的な経営から

遠ざかってしまいます。

当時の従業員は皆、お母さまや

ご兄弟の野島隆久(のじま たかひさ)さん

[現:株式会社ピーシーデポコーポレーション

代表取締役]

の側についていたのです。

しかし、会社の業績が悪くなってくると周囲は

野島さんを再び持ち上げるようになります。

これまでとは打って変わって野島さんに

「ハイ!ハイ!」と従う従業員を見て、

野島さんはこう思います。

「結局のところ、従業員は口では何と言っても

心の中では会社より自分のことしか考えて

いなかったんだ。」

そして、今もなお、野島さんは従業員に対して

経営者と同じ意識を持たせようと努力し続けて

います。

この過程で生まれたのが、今の経営戦略では

ないでしょうか。

すなわちそれは、

お客さまの欲しい商品をとことん一緒に

探してくれる

独自の接客術

です。

地域に密着したお店づくりと、この独自戦略で

ある接客術で、

従業員の「自分も経営に参画している」という

意識が芽生えているようです。

結果、大手各社が安値で火花を散らす業界に

ありながら、お客さまからは

「本当に欲しい商品が見つかる!」

と絶大な信頼を集めています。

出典 https://www.google.com/

2. 野島廣司さんはコロナを逆手にどう戦う?

ノジマはテレワークの拡大で前年同時期と

比べて49%の大幅増益です。

この原因のひとつに、コロナの影響で

業績不振に陥っている企業を支援する

社会貢献活動

を上手にアピールしていることが

挙げられます。

ノジマの2020年度の半年間の中間決算は、

新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに

テレワークが広がったことでパソコンなどの

売れ行きが大きく伸び、本業のもうけを示す

営業利益は昨年の同じ時期と比べて

49%増え、大幅な増益となりました。

家電業界全般にして、新型コロナウイルス

感染拡大の影響で続く、外出自粛による

リモートワーク。

巣ごもり特需でテレビ・エアコン・調理家電

など、家での時間を快適に過ごす商品が

人気を集め、ノートパソコンの国内出荷台数は

過去最高を叩き出しています。

そんな家電量販店の中でも、異彩を放つのが

ノジマなのです。

その理由がこれです。

ノジマは、感染拡大の影響で仕事が減った

企業から従業員を受け入れる取り組みを

進めています。

野島さんは中間決算に合わせた記者会見で、

航空大手のANAホールディングスが従業員を

一時的に出向することについて、

「当社の目的は社会貢献

まずは研修を受けてもらい、最終的には

各部署で100人から200人を受け入れる」

と述べ、協力したいという考えを示しました。

今の大手企業は、企業としての責任である

環境への取り組みやCSR、すなわち

社会貢献活動を積極的に実践していることの

アピールは必須なのです。

出典 https://www.google.com/

こちらにも関連記事があります。
合わせてお読みください。

3. 最後に ~まとめ~

如何でしたか?

野島さんは1973年に中央大学を卒業され、

家業の電器店、有限会社野島電気商会

(ノジマの前身)で働き始めました。

しかし、家電は嫌いだったそうです。

学生の頃から家業を手伝わされて、充実した

学生生活を送れなかったのも理由みたいです。

そして、会社の業績などの点から経営を

立て直す使命を背負わされ、まさに身動きの

取れない状況になってしまいます。

しかし、それがなかったらノジマの成功は

なかったでしょう。

人間、自分の本意とは違っていても、目の前の

ことを精一杯やっていれば、当初自分が望んだ

カタチではないけれど何かしら満足のいく

結果がでるものですよね。

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