町工場さまにとっての良い銀行とは?その見分ける方法を伝授します!

当ブログを訪問してくださり、本当にありがとうございます。

わたくし、イーダと申します。

数年前、私のお客さまと取引のある銀行と、お客さまの代行として仕事の話をすることになりました。

そのため、私はその銀行の担当者に電話をしました。

そして、とても不愉快な思いをしました!

私のお客さまですからあまり悪いことは言えませんが、

「なんでこんな銀行と取引してんの?!」と、

その時は大きな声で叫んでしまいました!心の中で…。

一体、私と銀行の間に何があったのか?!

今回は中小企業の町工場さまが取引している銀行の良し悪しを、

また、これから銀行と取引するのでしたら、こんな銀行はやめた方が良いと言ったところを、

私の経験を踏まえてお話しさせて頂きます。

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1. 町工場さまが取引する銀行

町工場さまは、どんな銀行と取引されているのでしょうか?

一般的に企業が取引する銀行は、

みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行の
都市銀行

各県や府を拠点とする地方銀行

地域に密着した活動を展開する信用金庫信用組合

の4つの銀行です。

中小企業さまですと、都市銀行や地方銀行と取引している場合も多いかと思います。

しかし、小規模事業者(従業員が20名以下)が大半を占める町工場さまですと、

やはり地域に密着した信用金庫信用組合がメインではないでしょうか?

小規模事業者である町工場さまが都市銀行や地方銀行と取引していないとは申しませんが、

私のお客さまである町工場さまを見る限り、信用金庫や信用組合の銀行と太い関係を持っています。

出典元  https://www.google.com/

2. 町工場さまにとっての良い銀行とは?

ところで、融資を受ける際、顧客として誰もが気になるのが利息です。

最近、金融機関は融資の金利が随分低くなってきました。これは借りる側は嬉しいですが、銀行さんはとても大変みたいです。

顧客としては、金利は低ければ低いほど良い、返済期間は長ければ長いほど良いわけです。

しかし、金利が低い銀行が良い銀行ではありません。返済期間が長い銀行が良い銀行ではありません。

町工場さまにとって本当に良い銀行とは、以下の3点です。

1 返済を予定どおり進めるのが困難になったとき、こちらが満足のいく、最大限の融通を利かせてくれる。
2 地域のいわゆる景気動向を教えてくれて、自分の仕事のヒントになるような気づきを与えてくれる。
3 何よりも顧客のために損得なしに親身になって動いてくれる。

特に現実問題として、上記の1 が一番重要かと思います。

余談ですが、私のお客さまからグチみたいな感じでよく聞かされます。

それは、都市銀行や地方銀行は融資をした後、返済に困ってもなかなか相談に乗ってくれないそうです。

ある銀行の担当者からは、「これ以上は待てない。機材を処分してお金を作ったらどうか?」とも言われたそうです。本当にひどい話です。

…と言うことで、町工場さまが銀行とお付き合いをする場合、その銀行の窓口となるのが銀行の担当者です。

この銀行担当者とコミュニケーションをとりつつ、上記の3つをしっかりやってくれるかを日頃から見るようにしましょう。

銀行担当者はある程度自分の裁量もあるでしょうが、組織で働く以上、大きな決定は上司の判断に委ねられます。

そしてその上司はさらなる上層部の判断を仰ぎます。

ですから、この3つをしっかりやってくれる担当者は、

その担当者も含めて上司や組織全体が

「顧客ファースト」

の考えを持っているのだろうと思います。

逆に、普段は調子の良いことを言っておきながら、いざとなったらこの3つなどどこ吹く風。

毎月の集金のときしか顔を出さない。やれ定期預金をやってくれだ、投資しないかなど、そんな話ばかり。

こんな銀行は「顧客ファースト」の考えなど持ち合わせていないでしょう。

3. 町工場さまが見分けるには?

この記事の冒頭で、

お客さまの代行として、銀行に電話をしたところ、とても不愉快な思いをしたと書きました。

その時の様子を再現してみます。

イーダ   : 「もしもし、○○銀行の本店ですか? ○○さんをお願いします。」
銀行窓口: 「あいにく、○○は顧客対応中です。終わりましたらこちらからお電話いたします。」
イーダ   : 「そうですか。では、よろしくお願いします。お電話お待ちしています。」
しかし、その後1時間待っても2時間待っても

電話は来ませんでした。

イーダ   : 「もしもし、○○銀行の本店ですか? 先ほどお電話しましたイーダです。○○さんをお願いします。」
銀行窓口: 「申し訳ありません。あいにく、○○は外出しております。」
イーダ   : 「先ほど電話したときは、○○さんは顧客対応中だから、終わったら○○さんから電話をもらえることになっていたのですが…。」
銀行窓口: 「申し訳ありません。本日は戻りが遅くなるので、明日○○からお電話いたします。」
イーダ   : 「そうですか。では明日必ず電話を頂けるよう、よろしくお願いします。」
翌日、午後になっても

○○さんからの電話はありませんでした!

なので、その日の夕刻に

再度こちらから電話しました!

イーダ   : 「もしもし、○○銀行の本店ですか? わたくしイーダと申します。
今日、○○さんから電話を頂ける約束になっているのですが、未だに電話がないのですが。」
銀行窓口: 「申し訳ありません。ただいま会議中です。終わりましたらお電話差し上げます。」
イーダ   : 「そうですか。では、よろしくお願いします。」

その後結局、

○○さんからの電話はありませんでした。

信じられますか?

この○○さんは私のお客さまの担当者ではありません。銀行の本店の方です。

銀行内での連絡や伝言のやり取りにミスがあったとしても、このように連続して不手際があったとは考えられません。

また、もしそうだとしたらなんといい加減な銀行でしょうか!?

恐らく、自分の直接の顧客ではないし、関係ないとでも思ったのでしょう。

忙しいのはわかります。しかし、銀行としての顧客が自分に電話してきたのを無視するのは如何なものでしょうか?

このような行員がいるのは銀行内の教育に問題があるからであり、それは銀行そのものに問題があることだと思います。

これはつまり

「顧客ファースト」の欠如です。

町工場の皆さまが良い銀行を見分ける一つの考え方として、

本店の接客態度や応対を見て、

「顧客ファースト」の銀行かどうかを調べてください。

出典元  https://www.google.com/

4. 最後に 〜まとめ〜

如何でしたか?

今回の記事は私の経験を踏まえたものでした。

私が非常に不愉快な思いをした銀行とは、私のお客さまはその後、かなりお付き合いを遠ざけています。

銀行の担当者が良い人だと、情も移って仲良くなります。

しかし、「良い担当者」=「良い銀行」ではないと私は思います。

今後、町工場の皆さまが銀行と良好な関係を続けていくときに、少しでも本記事がお役に立てばうれしいです。

今回も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

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